蜂に刺されたときの応急処置と清瀬市内の頼れる医療機関

蜂に刺されたときの応急処置と清瀬市内の頼れる医療機関

万が一、蜂に刺されてしまった場合、速やかに適切な対処をすることで被害を最小限に抑えることができます。清瀬市公式サイトでも蜂刺傷時の応急手当が紹介されていますが、ここではそのポイントをわかりやすくまとめます。また、症状が重い場合に備えて、清瀬市内で蜂刺されの治療が可能な医療機関情報も併せてご紹介します。いざという時に慌てないよう、事前に対処法を把握しておきましょう。

蜂に刺された直後の応急処置(基本5ステップ)

刺された箇所から針を抜く

蜂(特にミツバチ)に刺された場合、傷口に毒針が残っていることがあります。毒針の根元には毒嚢(どくのう)が付いており、放置すると毒が体内にどんどん送り込まれてしまいます。刺されたらできるだけ早く針を取り除きましょう。ピンセットがあれば使って静かに抜き取りますが、指先でつまんで引き抜くこともできます。刺さった針を無理に握ると毒嚢を絞ってしまう恐れがあるため、爪でひっかくようにして取り除くのがコツです。※スズメバチやアシナガバチは針が残らないことがほとんどですが、念のため傷口を確認してください。

毒を絞り出す

刺されてから1〜2分以内であれば、傷口から毒をできるだけ絞り出すことが重要です。指の腹で刺し口の周囲の皮膚を押し広げるようにして、透明〜淡黄色の毒液を絞り出します。市販のポイズンリムーバー(毒吸引器)があればそれを使って毒を吸い出すと効果的です。口で毒を吸い出すのは厳禁です。口の中の粘膜や傷から毒が入る危険がありますし、そもそも毒を飲み込んでしまう恐れもあります。

患部を流水でよく洗い冷やす

刺された部分を清潔な水で洗い流します。蜂毒は水に溶けやすい性質があるため、石鹸と水で洗浄できればなお良いでしょう。その後、濡れタオルや保冷剤などで患部を冷やします。冷却することで血管が収縮し、毒の吸収が遅くなる効果があります。最低でも10分程度は冷やし続けましょう。刺された箇所を心臓よりも高い位置に上げておくと、腫れが広がりにくくなります。

薬を塗る

洗浄と冷却ができたら、抗ヒスタミン成分やステロイド成分を含む軟膏を患部に塗布します。市販の虫刺され薬でも、ジフェンヒドラミンなど抗ヒスタミン剤配合のものがありますので活用しましょう。これらの薬は痒みや炎症、アレルギー反応を抑える効果があります。塗布後も患部の冷却は続け、安静にして様子を見ます。

全身症状が出たら直ちに医療機関へ

刺された部位の痛みや腫れといった局所症状だけでなく、刺傷後15分以内にじんましん、顔や唇の腫れ、吐き気、息苦しさ、めまい、動悸などの全身症状が現れた場合は、蜂毒による重度のアレルギー反応(アナフィラキシー)の可能性があります。このような異変が少しでも見られたら、ためらわず119番通報して救急車を呼ぶか、近くの医療機関を緊急受診してください。蜂刺されによる全身症状は刺された人の約20%に起こり、そのうち2〜3%が命に関わるアナフィラキシーショックに至ると言われています。放置すれば数分〜数十分で容体が急変することもありますので、自己判断せず速やかに医療の助けを求めることが肝心です。

以上が基本的な応急処置の流れです。ほとんどの場合、適切な処置をすれば刺された部位の痛みや腫れは数日で治まります。しかし、「おかしい」と感じる全身症状が出たら一刻も早く専門の医療を受けることが何より大切です。迷ったときは遠慮せずに救急車を呼びましょう。

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清瀬市内の蜂刺傷治療に対応する医療機関

刺された直後は自宅で応急処置を行うとしても、その後症状が悪化したり不安が残ったりする場合は医療機関で診察を受けるのが安心です。清瀬市内には救急対応可能な病院をはじめ、蜂刺されの治療相談ができる医療機関があります。以下に主な病院を紹介しますので、万が一の際の受診先の参考にしてください。

独立行政法人 国立病院機構 東京病院(清瀬市竹丘3-1-1)

清瀬市竹丘に位置する大規模な国立病院です。内科や皮膚科、アレルギー科など幅広い診療科を有しており、救急外来の受け入れも行っています。重篤な症状が出た場合でも適切な処置を受けられるでしょう。

公益財団法人 結核予防会 複十字病院(清瀬市松山3-1-24)

清瀬駅北口から徒歩圏内にある病院で、内科系を中心に幅広い診療科を備えています。こちらも救急対応可能な病院であり、特に呼吸器内科などを有しているため、蜂刺されによる呼吸困難などにも迅速に対処してもらえます。

信愛病院(清瀬市梅園2-5-9)

清瀬市南部(秋津駅からも近い)にある病院で、内科や外科、整形外科などを標榜しています。規模は大きくありませんが、土曜午前も外来診療を行っており、急な蜂刺されで週末に受診したい場合などに頼りになります。

このほか、市内には皮膚科クリニックや内科医院が複数あります。刺された箇所の腫れや痛みだけで済んでいる軽症例では、近隣の皮膚科で軟膏や内服薬を処方してもらうのも良いでしょう(例: 岩田皮膚科クリニック〈清瀬市松山〉やキヨセ北口皮フ科など)。症状に応じて適切な医療機関を選択してください。

繰り返しになりますが、「息苦しい」「気分が悪い」など全身に異変を感じたら、迷わず緊急対応を取りましょう。 清瀬市は都心へのアクセスも良く、救急医療体制も整っています。安全第一で、迅速かつ冷静な行動を心がけてください。

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吉田 剛
吉田 剛

蜂の巣駆除専門ライター|吉田 剛(よしだ つよし)
20年以上にわたり、スズメバチ・アシナガバチなどの危険生物に関する現場経験と専門知識を活かし、蜂の生態や駆除・予防に関する記事を多数執筆。
「読んだ人がすぐ行動できる、安心して任せられる」記事をモットーに、武蔵村山市をはじめとした地域密着型の駆除情報を分かりやすく解説しています。
全国のハチ被害現場で培った実務経験を元に、業者目線と生活者目線を両立したコンテンツを発信。市役所の補助制度、夜間駆除の注意点、再発防止策など、幅広いテーマを扱い、蜂のトラブルから家庭を守るための正確な情報提供を続けています。