小平市の環境とハチ被害の傾向
東京都多摩地域北部に位置する小平市は、人口約19万人ながら緑の多い住宅都市です。市域の約13%が農地で、雑木林や屋敷林、玉川上水沿いのグリーンロード、公園など自然環境が各所に残っています。この豊かな自然環境は人間にとって魅力的である一方で、ハチにとっても格好の生息環境となっています。小平市は日本で初めてブルーベリー栽培が行われた土地として知られ、今でも市内に果樹園や畑が点在します。花や果実が多ければ蜜を集めるミツバチが集まり、そのミツバチや害虫を狙うスズメバチやアシナガバチも活動しやすくなるため、毎年初夏から秋にかけて市内各所でハチの目撃情報や巣の発見報告が増える傾向にあります。特に7月から9月は巣が大きく成長し個体数も急増する時期であり、住宅地でもハチ被害が起きやすい季節です。
小平市でよく見られるハチとしては、スズメバチ類(特にキイロスズメバチ)、アシナガバチ類(ムモンホソアシナガバチ等)、そしてミツバチ類(ニホンミツバチなど)が代表的です。以下ではこれら主なハチの種類ごとに、その特徴や危険性、巣の見分け方について詳しく解説します。
スズメバチ(雀蜂)の特徴と危険性
スズメバチは日本に生息するハチの中で最も大型で攻撃性の高い種類です。小平市内でも毎年のように発見報告があり、中でもキイロスズメバチ(体長約2.5cm、黄色と黒の縞模様)は代表的な存在です。女王バチは春先から単独で巣作りを始め、夏から秋にかけて働きバチが数百〜数千匹にまで増殖します。体が大きく力強い飛行をし、巣を刺激すると集団で襲ってくる攻撃性の高さが特徴です。
巣の特徴
スズメバチの巣は外側が茶色っぽい紙質で覆われた球状(ボール状)をしています。直径20〜30cm以上にもなり、出入口の穴が一箇所だけ開いているのが特徴です。営巣場所は樹木の枝先、民家の軒下、床下や天井裏、さらには地中(オオスズメバチなど)に作られることもあります。初期の巣はゴルフボール大の丸い形ですが、季節が進むにつれて急速に大型化します。
危険性
スズメバチに刺されると激しい痛みと腫れが生じ、体質によってはアナフィラキシーショックと呼ばれる重度のアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。日本では毎年20人以上がハチ刺されで死亡しており、その多くがスズメバチによるものです。一度刺された針は抜けないミツバチと異なり、スズメバチは何度でも刺すことができ、巣を守るためなら容赦なく集団攻撃を仕掛けてきます。非常に危険なため、巣を見つけても絶対に近寄ったり刺激したりしないでください。スズメバチの巣は冬になると働きバチは死に絶え、女王バチだけが別の場所で越冬します。一年限りの巣ではありますが、空になった古い巣があっても匂いにつられて翌年近くに新しい巣を作られる可能性もあるため、見つけた場合は放置せず早めに撤去したほうが良いでしょう。
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アシナガバチ(足長蜂)の特徴と危険性
アシナガバチはスズメバチに比べると細身で中型のハチです。体長は女王バチで約20mm、働きバチでは15〜20mm程度とスズメバチよりやや小型です。名前の通り後ろ足を垂らして飛ぶ独特のホバリング飛行をするため比較的見分けやすいでしょう。体色は黒褐色に黄色の模様があり、一見スズメバチと似ていますが体が華奢で脚が長く見えるのが特徴です。
巣の特徴
アシナガバチの巣はシャワーヘッドを逆さにしたような半球状(お椀型)で、外皮で覆われず六角形の巣穴がむき出しになっています。直径5〜10cmほどの巣板がぶら下がった形で、軒下やベランダの軒先、庭木の枝、物置の中、エアコン室外機の裏側など屋外の開けた場所に作られることが多いです。1つの巣に女王バチ1匹と数十匹程度の働きバチが生活しています。
危険性
アシナガバチはおとなしい性格とされ、巣を刺激しなければ人を襲うことはあまりありません。むしろ幼虫の餌に毛虫や青虫などを捕食するため益虫としての側面もあります。ただし油断は禁物で、巣の近くで大きな振動や刺激を与えると防衛のため刺される場合があります。スズメバチほど毒性は強くないものの、刺されれば強い痛みと腫れを伴い、アレルギー体質の人では危険な症状が出る可能性があります。特に都市部でよく見られるキアシナガバチやセグロアシナガバチは攻撃性がやや強い種類なので注意が必要です。アシナガバチの巣も秋には放棄され、冬を越せない一年限りの巣です。人家から離れた高所に小さな巣がある場合は静観してもよいですが、玄関先やベランダ付近など人の動線に近い場所では被害防止のため駆除を検討したほうが良いでしょう。
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ミツバチ(蜜蜂)の特徴と危険性
ミツバチは蜂蜜を集めることで知られる小型のハチで、体長は10〜15mm程度と前述の2種よりかなり小さいです。全身にふわふわとした毛が生え、オレンジ色と黒の縞模様ですがスズメバチほどはっきりした色合いではありません。おとなしい性格で、人間を積極的に襲うことはほとんどありません。ただし巣を壊されたり手で掴まれたりすれば防衛のため刺すことがあります(刺すと針が皮膚に刺さってミツバチ自身は死亡します)。
巣の特徴
ミツバチの巣は木の洞や民家の壁内部、床下の空間など閉鎖的な空間に作られます。外から六角形の巣板が露出して見えることはなく、人家の場合は壁の中に巣を作っていて気づかないケースもあります。春先には分蜂(ぶんぽう)といって巣別れをする習性があり、新女王蜂が誕生すると古い女王が一部の働きバチを引き連れて巣を飛び立ちます。このとき一時的に女王を中心とした蜂球(ほうきゅう)と呼ばれる蜂の塊が軒下や樹木にぶら下がることがあります。小平市でも3~5月頃に「突然家の軒下に蜂の塊ができた」という報告がありますが、これはミツバチの分蜂群である可能性が高いです。蜂球は数時間から数日で新天地へ飛び去るのが通常で、攻撃性も低いため、見つけても慌てずに静かに見守れば自然にいなくなる場合が多いです。
危険性
ミツバチ自体は穏やかですが、刺されれば痛みや腫れが起こる点は他のハチと同様です。一度に多数に刺されれば危険ですし、アナフィラキシーショックのリスクもゼロではありません。また、ミツバチは蜂蜜を巣内に蓄えるため、民家の壁中などに巣を作られると蜂蜜や蜂の排泄物で家屋が汚損する被害につながることもあります。分蜂の蜂球を殺虫剤で駆除するのは避けてください。ミツバチ保護の観点から、養蜂家やNPOが引き取ってくれる場合があります。小平市役所に問い合わせれば、そうした団体を紹介してもらえる可能性もあります。
以上、小平市で主に見られる3種類のハチについて、その特徴や巣の見分け方、危険性を解説しました。まとめると、スズメバチは大型で攻撃的・巣は丸く密閉型、アシナガバチは中型で比較的おとなしいが巣は開放型、ミツバチは小型で温厚だが群れや巣が家屋に入ると厄介、という違いがあります。日頃から庭や軒下に怪しい巣がないか気を配り、ハチを見かけたら安易に近づかず専門知識を持って対処することが大切です。
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