刺された直後にまずやるべき応急処置
どんなに注意していても、アウトドアの機会が多い奥多摩町ではハチに刺される事故が起こり得ます。もしハチに刺されてしまったら、最初の数分間の応急処置が非常に重要です。適切な処置を迅速に行うことで、被害を最小限に抑えることができます。以下に刺された直後に取るべき基本的な手順をまとめます。
- 安全な場所へ避難: 刺されたら、まずその場からゆっくり離れます。興奮したハチや他の仲間バチが周囲にいる可能性があるため、速やかに数十メートル以上離れて安全を確保しましょう。走って逃げると余計に刺激する場合もあるので、落ち着いて離れることが肝心です。
- 傷口の確認と針の除去: 刺された箇所をよく見て、毒針が皮膚に残っていないか確認します。ミツバチに刺された場合は毒針が残ることがありますが、スズメバチやアシナガバチでは通常針は残りません。それでも刺さっていたら爪やカードの縁などで慎重にかき出すように取り除きます(指先でつまむと毒嚢を押し込む恐れがあるため避けます)。
- 傷口の洗浄: 清潔な水や流水で傷口をよく洗い流します。皮膚表面についた毒液を少しでも減らすため、石鹸があれば使って洗っても良いでしょう。山中で水が乏しい場合でも、ペットボトルの水などでしっかり流すことが大切です。
- ポイズンリムーバーで吸引: 可能であれば携帯しているポイズンリムーバー(毒吸引器)で傷口から毒を吸い出します。完全には取り切れませんが、早めに行えば体内に回る毒の量を減らす効果が期待できます。奥多摩の山岳救助事例でも、リムーバー携行者が被害を軽減できたケースがあります。
- 患部を冷やす: 傷口を処置したら、冷水や氷で患部を冷やしましょう。冷やすことで毒の広がりを抑え、痛みや腫れを和らげる効果があります。保冷剤や冷えピタシートなどが手元にあれば活用します。長時間冷やしすぎないよう、適度に休みながら冷却してください。
- 薬の塗布: 応急処置キットや救急箱にステロイド系の軟膏(虫刺され薬)や抗ヒスタミン軟膏があれば、患部に塗布します。これにより炎症やかゆみを軽減できます。薬がない場合でも上記の冷やす処置だけでかなり症状は和らぎます。
以上が一次的な応急処置の流れです。この段階を適切に行うことで、その後の症状悪化をかなり防ぐことができます。特に奥多摩町のように山深い場所では、救助を待つ間にこれらの処置を自分で行えるか否かで大きく状況が変わります。
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アナフィラキシーショックに注意 – 重篤症状への対応
ハチ刺されで最も注意すべきなのがアナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)です。刺傷から数分~15分程度で発症することが多く、適切な処置を怠ると命に関わります。奥多摩町の山中でも、過去にハチ刺されによるショック症状でヘリ救助となった事例があります。以下のような異変のサインが出たら、一刻を争う事態です。
- 全身の蕁麻疹・発赤: 刺された場所以外にも体中にじん麻疹が広がる、皮膚が赤くなるなどの症状。
- 呼吸困難・喉の腫れ: 息苦しさ、ゼーゼーと喘鳴がする、喉が締め付けられる感じがする。声がかすれる場合もあります。
- めまい・意識障害: 顔面蒼白になり、酷い場合は意識が朦朧としたり失神することも。
- 吐き気・嘔吐: 急激な吐き気、嘔吐、腹痛など消化器症状が現れることもあります。
これらの症状が一つでも現れたら、すぐに119番通報して救急車を呼びましょう。奥多摩町内であれば救急車や場合によっては消防防災ヘリが駆けつけ、医療機関への搬送が行われます。山間部では救助まで時間がかかることもありますが、通報することで適切な指示を受けられます。
応急手当としては、可能であればエピネフリン自己注射薬(エピペン)を筋肉注射します。登山者などではエピペンを携行している方もいますが、一般的には持っていないでしょう。エピペンがない場合は、ショック体位(足を高くし仰向けに寝かせる)をとらせ、毛布などがあれば体を暖かく保ちます。呼吸が苦しそうであれば衣服やザックのベルトなどを緩めて楽な姿勢にさせます。決して一人にせず、周囲に人がいる場合は協力して経過観察をします。
重要ポイント: ハチ刺されは二度目以降の方がアナフィラキシーを起こしやすいことが知られています。以前に刺された経験がある方は特に注意しましょう。奥多摩町のようにハチとの遭遇リスクが高い場所へ頻繁に行く方は、事前に医師と相談してエピペン処方を検討することも有効です。
病院へ行くべきか?奥多摩町近隣の医療機関情報
刺された直後の応急処置で症状が落ち着いても、念のため医療機関を受診することをおすすめします。特にスズメバチに刺された場合は、当日は大丈夫でも翌日以降に患部が腫れ上がったり強い痛みが続くこともあります。また一度刺された人は体内に抗体ができ、次回刺された時により強いアレルギー反応が出る可能性があります。安心のためにも医師に診てもらいましょう。
奥多摩町および周辺の主な医療機関:
- 奥多摩町国民健康保険 奥多摩病院(氷川1111番地): 奥多摩駅近くにある町立の病院です。内科・外科を含む診療科があり、平日日中であれば対応可能です。刺傷程度にもよりますが、軽症であればこちらで治療が受けられます。
- 古里診療所(奥多摩町小丹波82): 奥多摩町古里地区にある診療所で、内科・皮膚科などを標榜しています。平日の日中のみの診療ですが、蜂刺され後の経過確認などで受診することもできます。
- 青梅市立総合病院(青梅市東青梅): 奥多摩町から救急搬送されるケースでは、近隣市の大きな病院である青梅市立総合病院や公立福生病院(福生市)などに運ばれることがあります。重篤な症状の場合はこれら二次救急病院で専門治療を受けることになるでしょう。
- 東京都立多摩総合医療センター(立川市): 非常に重い症例(集中治療が必要な場合)では、東京都立の高度医療機関にヘリ搬送される可能性もあります。アナフィラキシーショックで意識不明になった場合などは、迅速にこのような設備の整った病院へ搬送されます。
奥多摩町は広大な山林を有するため、刺された場所が人里から遠い場合もあります。救急通報する際は「現在地(登山中なら○○山の○合目付近など)」「刺された人の症状」をできるだけ詳しく伝えましょう。山では携帯電話の電波が届きにくい所もありますので、日頃から登山届を提出する・複数人で行動するなど、緊急時に備えた工夫も大切です。
刺された後の経過観察と二次被害防止
病院で治療を受けて帰宅した後も、しばらくは刺された箇所の様子に注意しましょう。通常、ハチ刺されの腫れや痛みは数日~1週間程度で治まります。患部に軟膏を塗布しつつ安静にしていれば問題ないことがほとんどです。ただし以下の場合は再度受診してください。
- 刺された箇所の腫れがどんどん広がる、熱を持ってきた(細菌感染の疑い)。
- 強いかゆみや痛みが長引き、日常生活に支障がある。
- 発熱やリンパ節の腫れなど、全身症状が出てきた。
また、刺された現場が自宅敷地内などで巣がまだ残っている場合、再び刺される危険があります。必ず巣の駆除を行いましょう。奥多摩町では役場の防護服貸出制度も活用し、早めに巣を取り除くことが大事です。ご近所で同様の被害が起きないよう、地域で情報共有し合うことも有益です。
東京都西多摩エリアのハチの巣駆除エリア
青梅市|福生市|羽村市|あきる野市|瑞穂町|日の出町|檜原村|奥多摩町
まとめ: 奥多摩町のような自然豊富な地域では、ハチ刺されへの備えと知識が命を守ります。刺された際は慌てず、今回ご紹介した応急処置を実践してください。その上で無理せず医療機関に相談し、適切な治療とアドバイスを受けましょう。ハチ被害をゼロにすることは難しいですが、正しい対処法を知っていれば恐れることはありません。安心して奥多摩の自然を楽しむためにも、万一の際の対応を心に留めておいてください。
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