奥多摩町の山歩きで気をつけたいハチ対策|登山中の遭遇事例と安全な回避法

奥多摩町の山歩きで気をつけたいハチ対策|登山中の遭遇事例と安全な回避法

奥多摩の山中で起きた蜂遭遇事例 – 教訓とリスク

豊かな生態系を持つ奥多摩町の山々では、ときに登山者が蜂の巣に遭遇する事故が発生します。山歩きの最中は周囲の景色に気を取られがちですが、蜂たちもまた山の住人であることを忘れてはいけません。まずは実際に起きた事例から、どんな場面で注意が必要か見てみましょう。

事例1: 登山道脇の地中蜂に刺されたケース
奥多摩のある沢沿いの登山ルートで、登山者がクロスズメバチ(地バチ)に刺される事故がありました。クロスズメバチは地中や朽木の根元に巣を作る小型のスズメバチです。被害に遭った方は藪をかき分けて進んだ際、足元の側溝にあった巣を踏み抜いてしまい、複数箇所を刺されました。幸いポイズンリムーバーで毒を吸い出し応急処置を行ったため大事に至りませんでしたが、もし巣全体が刺激されていたら集団で襲われ重大な結果になっていた可能性があります。

事例2: ハチ注意の看板を軽視し刺傷事故に
人気ハイキングコースの一つである川苔山(川乗山)でも、過去にハチ刺され遭難騒ぎが起きています。登山道入口付近に「ハチ注意」の看板が出ていましたが、ハイカーの一人が「大丈夫だろう」と油断してしまい、結果的にコース中程で巣に接近してしまいました。突然大量のスズメバチが飛び出し、数名が刺され救助要請に至ったというものです。幸い全員命に別条はありませんでしたが、救助隊が出動する事態となりました。注意喚起を軽視しないことの大切さを示す例と言えます。

事例3: 威嚇飛行を受け撤退した例
別の奥多摩山域では、登山者がバリエーションルート(踏み跡程度の道)を歩行中に、前方でスズメバチの大群がホバリング(旋回)している場面に遭遇しました。これは明らかに近くに巣があるサインで、登山者は即座に引き返し一般登山道に迂回して難を逃れました。「羽音がブンブン聞こえ、一瞬ハチの姿が視界に入った」(本人談)とのことで、早めに気付いて撤退した判断が功を奏したケースです。

これらの事例から分かるのは、奥多摩の山中では地面・樹洞・崖穴など思わぬ所に蜂の巣がありうること、そして蜂からの警告(威嚇音・飛行、看板情報)を見逃さないことが何より重要だということです。

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登山前にできるハチ対策 – 服装・持ち物編

山で蜂に遭わない・刺されないためには、登る前の準備段階から対策が始まっています。特に以下のポイントに注意しましょう。

  • 服装の色選び: スズメバチは黒い色を敵(クマ等)と認識して攻撃しやすい習性があります。そのため、登山ウェアは白や淡い色系統でまとめるのがおすすめです。帽子やリュックも可能なら明るめの色にします。実際に「黒い服で登山中に蜂に追われたが、白っぽい服装の人は平気だった」という話もあります。UV対策で濃い色を着たい場合でも、蜂が多い時期(夏~秋)は避ける方が無難です。
  • 肌の露出を抑える: 夏でも長袖・長ズボンを基本とし、手袋やゲイター(スパッツ)なども活用して極力肌を覆います。蜂に刺されやすいのは首筋や腕なので、薄手でも良いので布でガードしておくと安心感が違います。暑さ対策との兼ね合いもありますが、奥多摩の山は標高が高ければ真夏でも長袖で問題ない気温の日が多いです。
  • 香りものはNG: 登山前に香水やヘアスプレーを使うのは避けましょう。人工的な強い香りに蜂が興味を示す場合があります。日焼け止めも無香料タイプがベターです。虫除けスプレー(DEETなど)は蚊には有効ですが蜂には効果がないため、蜂対策としての使用は意味がありません。
  • ポイズンリムーバーを携行: 万一刺されたときのためにポイズンリムーバーを持っておくと安心です。小型軽量でザックに入れておけば、先述の事例のように毒抜きができます。使用する機会がないのが一番ですが、山仲間同士で一つ持っておくと心強いでしょう。あわせて消毒液やステロイド軟膏、小さな保冷剤なども救急キットに入れておけば応急手当が可能です。
  • エピペン(必要な場合): 過去に蜂刺され経験があり、医師からエピペン処方を受けている方は忘れずに携行してください。登山届の備考欄などに「エピペン所持」と記載しておくと、救助時にも情報が伝わりやすくなります。

山中で蜂に遭遇してしまったら – 冷静な回避行動

注意を払っていても、登山中に突然蜂と遭遇してしまうことはあり得ます。そんな時にパニックにならず適切に行動することが、刺されないための鍵です。

  • むやみに振り払わない: 登山中、顔の周りに蜂が飛んできても絶対に手で払おうとしないでください。手で振り払う動作は蜂を刺激し、攻撃スイッチを入れてしまうリスクがあります。1匹が飛んできただけなら、慌てず静かにその場を離れるようにします。
  • 姿勢を低くして離れる: 蜂が周囲を執拗に飛び回る場合は、できるだけ姿勢を低くして後退しましょう。特にスズメバチは上方から攻撃してくる習性があるため、しゃがんだり身を屈めることで狙われにくくなります。そのままゆっくり来た道を引き返し、蜂が追ってこなくなる位置まで離れます。
  • 威嚇音・警戒フェロモンに注意: スズメバチが巣に近づく人間に対して「カチカチ」という顎を鳴らす音を立てたり、集団で八の字飛行をすることがあります。これは「これ以上来るな」の警告です。こうした威嚇行動を受けたら、巣が近い証拠なので即座にその場を離脱してください。決して「大丈夫かな?」と様子を見に行ったりせず、退却一択です。
  • 複数人なら声を掛け合う: グループ登山の場合、自分が蜂に遭遇したら周囲にもすぐ知らせることが大切です。「ハチがいる!下がって!」などと声を上げ、全員で距離を取ります。一人が安全でも別の人が巣に近づいてしまったら意味がありません。お互いに注意喚起し合いましょう。
  • 帽子をかぶっておく: 万一攻撃されても、帽子があるだけで頭部への刺傷をかなり防げます。登山中は熱中症対策にも帽子は必携ですが、蜂対策としても有効です。特にツバのある帽子は顔に蜂が直接来るのを多少防いでくれます。

もしそれでも刺されてしまった場合は、前述の応急処置(このサブ記事「ハチ刺された時の応急処置」で詳しく説明)を迅速に行い、無理せず下山しましょう。複数箇所刺された場合や気分が悪い場合は、近くの人に助けを求めてください。登山中なら周囲に他の登山者がいれば協力してもらい、必要なら迷わず119番で救助要請をすることが命を守ります。

ハチ注意情報の収集と計画変更の柔軟さ

奥多摩の主要な登山コースでは、シーズン中に「ハチ注意」の立て看板が設置されることがあります。例えば鷹ノ巣山大岳山などで、過去に蜂の巣発生情報が出た際に注意書きがあったとの報告もあります。登山口や山小屋で得られる情報にはアンテナを張りましょう。

  • 登山前の情報収集: 登山計画を立てる段階で、ネットの登山記録やSNSなどで「奥多摩○○山 ハチ」等と検索し、最近蜂に遭遇した人がいないか調べてみるのも有効です。ヤマレコ等の登山SNSには時折「○○でスズメバチに遭った」といった投稿があります。
  • 現地での情報: 駐車場や登山口に管理人や地元の方がいれば、「蜂は大丈夫そうですか?」と尋ねてみましょう。直近で出ていれば教えてくれるはずです。また登山中にすれ違う下山者に「蜂いませんでしたか?」と聞いてみるのも一つです。
  • 計画変更も辞さない: もし「この先◯◯付近に大きな蜂の巣があるらしい」と情報を得たら、ルート変更や中止も選択肢に入れてください。無理に強行して刺されては元も子もありません。奥多摩はコースが豊富なので、代替ルートが取れることも多いです。勇気ある撤退も安全登山には必要です。

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まとめ: 奥多摩町の美しい山々を安全に楽しむためには、蜂への備えと慎重な行動が不可欠です。服装や持ち物を工夫し、蜂の気配を感じたら速やかに距離をとる——この基本を守れば、遭遇リスクを大幅に減らせます。自然相手の登山では何が起こるか分かりませんが、知識と準備でリスクに対応しましょう。蜂に注意しつつ、奥多摩の山歩きを満喫してください。

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