府中市役所や消防署の対応は?公的支援制度はある?

府中市役所や消防署の対応は?公的支援制度はある?

蜂の巣を発見した際、「役所や消防に連絡すれば駆けつけてくれるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは府中市における市役所や消防署の蜂駆除対応、および公的な支援制度について整理します。

府中市役所の駆除対応(無料駆除制度)

府中市では、市民の安全確保のためスズメバチの巣に限り市役所が無償で駆除を行っています。ただし条件があります。対象は「市民が所有し、現に居住している住宅内(共同住宅の共用部分を除く)にあるスズメバチの巣」のみです。要するに、自分が住んでいる戸建てやマンション専有部分にできたスズメバチの巣であれば、市に連絡すれば無料で駆除してもらえるということです。

依頼方法: 府中市役所 環境衛生課に電話(042-335-4195)するか、市公式サイトの「スズメバチの巣駆除申請フォーム」から申請します。市から委託を受けた専門業者が派遣され、駆除を実施する流れです。注意点として、土日祝や夜間など市役所閉庁時に巣を発見した場合は、近づかずに翌開庁日まで待って連絡するよう案内されています。万一夕方~夜間に巣を見つけても、むやみに刺激せず次の日の朝まで待つのが賢明です。

また、自分で直接業者に駆除依頼してしまった場合は市の無料対応の対象外となります。市に無料駆除してほしい場合は必ず先に市役所へ相談してください。事前に勝手に業者を呼んでしまうと、その費用は自己負担になりますので注意しましょう。

さらに、市の無料駆除が適用されるのは「居住している家屋内のスズメバチ巣」に限られます。賃貸アパート・マンションの共有部分(廊下や外壁など)や、会社・工場等の事業所にできた蜂の巣については市は駆除していません。その場合は所有者や管理者の責任で専門業者に依頼することになります。自分が賃貸住宅に住んでいる場合は、まず大家さんや管理会社に連絡し、対応方針を仰ぎましょう。

なお、スズメバチ以外のハチ(アシナガバチ、ミツバチ等)の巣については、府中市では駆除対応を行っていません。これらは「適切な方法で対処すればご家庭でも駆除可能」と市は位置付けており、基本的には自主的に駆除するか専門業者に依頼してくださいとなっています。どう対処してよいか分からない場合や不安な場合は、東京都ペストコントロール協会が設けている無料相談窓口(電話: 03-3254-0014)を活用すると良いでしょう。府中市の担当部署でも、駆除方法や業者選定についてアドバイスをもらえることがあります。

北多摩南部エリアのハチの巣駆除エリア

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消防署や消防団の対応

一般的に、蜂の巣駆除は消防署の業務ではありません。消防は火災・救急・救助が本来の職務であり、「蜂の巣がある」といった通報では出動しないのが通常です。過去には「119番通報すれば蜂の巣も駆除してくれるのでは」と考える方もいましたが、実際にはどこの消防も蜂駆除は原則対応していません。府中市でも消防署に蜂の巣駆除を頼む制度はなく、対応は市役所か民間業者に委ねられています。万一ハチに刺されて人が倒れるなどの救急事案になれば消防(救急隊)が出動しますが、蜂の巣そのものを取り除くために消防隊が来てくれることは基本的にありません。

ただし、市区町村によっては消防団が地域サービスとして蜂の巣を除去してくれる例も全国にはあるようです。しかし府中市ではそうした取り組みは確認されていません。119番はあくまで人命に関わる緊急時(刺されてショック症状等)のみ利用し、蜂の巣そのものの除去は市役所か専門業者に任せると覚えておきましょう。

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その他の公的支援制度

自治体によっては、蜂の巣駆除に補助金を出したり、特定条件下で無料駆除を行う制度を設けている場合があります。例えば東京都西東京市ではスズメバチ巣の駆除に上限1万円まで補助が出る制度があり、千葉県印西市では駆除費用の半額(上限5万円)を補助する制度があります。自治体ごとに「居住の有無」「ハチの種類」「指定業者利用」など条件が異なるため、府中市以外にお住まいの方は地元自治体の制度を確認すると良いでしょう。

府中市の場合は上述の通り、居住住宅内のスズメバチ巣のみ市が無償対応し、それ以外(アシナガバチ等や事業所等)は自己対応・自己負担となります。公的な費用補助制度も特にありません。そのため、市の無料対応対象外の場合は民間業者に依頼するしかありません。必要に応じて、次項で述べる火災保険や共済の適用も検討しましょう。

火災保険や共済で費用補償されるケースは?

蜂の巣駆除の費用について、加入中の火災保険や共済が適用される場合があります。一般的な住宅向け火災保険では標準補償の範囲外であることが多いですが、特約(オプション補償)によってカバーされるケースがあるのです。

例えば火災保険の「破損・汚損補償」や「不測かつ突発的事故補償」特約で、突然発生した蜂被害による建物への影響が認められれば、駆除費用が補償対象となり得ます。具体的には「屋根裏にできたスズメバチの巣で室内に被害が及んだ場合」などが該当する可能性があります。実際、札幌市で2階屋根裏にできたスズメバチ巣の駆除費約2万円が火災保険特約で全額補填された事例があります。また共済(都民共済・県民共済等)の中には、会員サービスの一環で害虫駆除を1年に1回無料または割引対応しているケースもあります。特に北海道の一部地域共済では夏場のスズメバチ駆除を無償サービスとして行っている例も報告されています。

保険や共済を使う際のポイントは、事前に保険会社(または共済組合)に適用可否を問い合わせることです。適用可能となった場合、業者には保険申請に必要な書類発行を依頼する必要があります。通常、作業報告書・駆除前後の写真・領収書の3点が申請に必要です。依頼時に「保険を使いたいので写真撮影等お願いします」と伝えれば、多くの業者は協力してくれるでしょう。

注意すべきは、保険金が下りないケースもあることです。例えば「長期間放置して巣が大きくなったケース」や「予防的な駆除作業」は、保険会社から日常的管理の範囲内とみなされ補償対象外となる傾向があります。また建物に損害が及んでいない単なる駆除作業だけでは保険適用にならないこともあります(保険はあくまで被害に対する補償なので、予防的措置は対象外)。したがって、蜂の巣を発見したら放置せず早めに対処し、駆除後できるだけ速やかに保険申請することが大切です。

まとめ: 府中市では自宅(持ち家)にできたスズメバチの巣は市が無料駆除してくれます。対象条件に当てはまる場合は市役所環境衛生課へ連絡しましょう。アシナガバチ等その他の巣や、賃貸・事業所の巣については市は対応しませんので、自分で駆除するか専門業者に依頼することになります。消防署は蜂駆除に対応しないため119番は使えません。公的補助はありませんが、場合によっては火災保険や共済で費用補填できることもあるので、加入中の保険の特約を確認してみましょう。

府中市公式サイトには「ハチは適切に対処すれば怖くない」との記載もあります。焦らず正しい機関(市役所や専門業者)に相談し、安全に問題を解決してください。

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吉田 剛
吉田 剛

蜂の巣駆除専門ライター|吉田 剛(よしだ つよし)
20年以上にわたり、スズメバチ・アシナガバチなどの危険生物に関する現場経験と専門知識を活かし、蜂の生態や駆除・予防に関する記事を多数執筆。
「読んだ人がすぐ行動できる、安心して任せられる」記事をモットーに、武蔵村山市をはじめとした地域密着型の駆除情報を分かりやすく解説しています。
全国のハチ被害現場で培った実務経験を元に、業者目線と生活者目線を両立したコンテンツを発信。市役所の補助制度、夜間駆除の注意点、再発防止策など、幅広いテーマを扱い、蜂のトラブルから家庭を守るための正確な情報提供を続けています。