清瀬市役所で蜂の巣駆除はしてもらえる?行政の対応と相談先

清瀬市役所で蜂の巣駆除はしてもらえる?行政の対応と相談先

清瀬市内で自宅の敷地や建物に蜂の巣を見つけたとき、「市役所に連絡すれば駆除してくれるのだろうか?」と疑問に思う方も多いでしょう。結論から言えば、清瀬市役所は個人宅の蜂の巣駆除を行っていません。また、駆除費用に対する補助金制度も2025年現在、清瀬市にはありません。ちなみに、自治体によってはスズメバチ駆除に費用補助を出している例もあります(条件は各自治体で異なります)が、清瀬市ではそのような制度がないため、駆除費用は全て自己負担となります。本記事では、清瀬市の行政による蜂の巣対応の範囲と、市民が利用できる相談先について解説します。役所ができること・できないことを正しく理解し、いざという時の対応に役立ててください。

清瀬市役所の対応:個人宅の蜂の巣駆除は対象外

まず押さえておきたいのは、清瀬市では自宅敷地内や私有地にできた蜂の巣は土地の所有者・管理者が対処する必要があるという点です。市役所の環境担当部署などに問い合わせても、職員が直接駆除に来てくれるサービスはありません。また、蜂の巣駆除業者へ依頼する際の費用補助や助成金といった制度も設けられていません。清瀬市に限らず、多くの自治体では個人の住宅等における害虫駆除は自己対応が基本となっており、市は直接介入しないケースがほとんどです。

清瀬市役所に「蜂の巣を駆除してほしい」と相談した場合、基本的には後述する専門機関の紹介を受ける形になります。「市でやってくれないなら放置しよう…」という選択は危険です。蜂の巣は放置すると被害が拡大する可能性が高いため、たとえ行政が駆除してくれなくても、何らかの形で早めに対処することが大切です。特にスズメバチの巣は初期段階では女王バチ1匹で作り始めたゴルフボール大の小さなものでも、放置すれば働きバチが増えて数週間でバレーボールほどの大きさになることもあります。一度そこまで大きくなってしまうと素人が近づくことすら難しくなり、刺傷事故の危険性も格段に高くなります。

なお、行政が関与するのは主に公共の施設や公共用地にできた蜂の巣です。例えば市立公園の樹木や市営住宅の共用部分に蜂の巣ができて危険な場合は、その施設の管理部署(公園なら公園緑地課など)が駆除の手配を行います。しかし、一般のご家庭や民間施設内の蜂の巣は対象外となります。自宅で蜂の巣を見つけたら、基本的には自分で対処するか専門の蜂駆除業者に依頼するしかないことを覚えておきましょう。

蜂駆除の相談先:東京都ペストコントロール協会

「とは言え、どの業者に頼めばいいか分からない…」という方も多いでしょう。清瀬市では、そのような市民のために公益社団法人 東京都ペストコントロール協会を蜂駆除の相談先として紹介しています。清瀬市公式ホームページにも同協会の連絡先(電話: 03-3254-0014)が掲載されており、蜂の巣に関する相談を無料で受け付けています。

東京都ペストコントロール協会は、都内の害虫駆除業者が加盟する業界団体で、衛生害虫や有害生物の駆除に関する専門知識を持ったスタッフが相談に応じています。蜂の巣駆除について相談すると、清瀬市近郊で信頼できる専門業者を紹介してもらえたり、駆除に関する一般的なアドバイスを受けることができます。協会に加盟している業者であれば、極端に高額な料金を請求されたり杜撰な作業をされるリスクも低く、安心です。

実際に蜂の巣を駆除するとなれば有料にはなりますが、「どこに頼めばいいかわからない」という段階では、まず協会に電話で相談してみると良いでしょう。相談は無料ですし、無理に業者を紹介されたり契約を迫られることもありません。清瀬市民の強い味方と言える相談窓口ですので、蜂の巣を見つけて困ったら気軽に利用してみてください。

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防護服の貸出制度はある?

市区町村によっては、住民向けにスズメバチ駆除用の防護服を貸し出してくれるところもあります。例えば京都府京田辺市では、市役所で防護服の貸出しや蜂用殺虫スプレーの配布を行っていることで知られています。しかしながら、清瀬市には現在、蜂の巣駆除用の防護服貸出制度はありません(蜂駆除用の殺虫スプレー配布などのサービスも行われていません)。そのため、清瀬市内でご自身が蜂の巣を駆除しようとする場合は、自前で防護服や防護ネット付きの帽子などを用意する必要があります。

厚手の服を重ね着し、手袋やネットを使って完全防備する方法でもある程度の防護は可能ですが、専門の防護服があるに越したことはありません。残念ながら行政からの貸出が無い以上、ホームセンターで市販されている簡易防護服を購入するか、専門業者に依頼するかの二択となるでしょう。自治体のサポートがない分、無理に自力で駆除しようとして危険に晒されないよう注意が必要です。

賃貸やマンションで巣を見つけた場合は?

清瀬市内には戸建て住宅だけでなく、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方も多くいらっしゃいます。こうした賃貸住宅や分譲マンションの敷地内で蜂の巣を見つけた場合、まず建物の管理者(大家さんや管理会社、管理組合)に連絡することをおすすめします。共用部分(廊下や外壁の高所など)にできた蜂の巣であれば、基本的に管理者側の責任で駆除対応や業者手配を行うものです。また、ベランダなど専有部分に巣ができた場合でも、一度管理者に相談してみるとよいでしょう。管理規約によっては、専門業者の紹介や費用負担について何らかの取り決めがある場合もあります。

いずれにせよ、賃貸・集合住宅であっても清瀬市役所が駆除してくれるわけではない点は同じです。管理者と連携しつつ、適切な方法で巣の除去に当たりましょう。他の居住者にも影響が及ぶ恐れがありますので、共用部分の巣は勝手に触らず必ず管理者に報告し、指示を仰ぐことが重要です。自分の判断で勝手に駆除しようとして、もし事故やトラブルになると困りますので、専門業者の力を借りるか管理者に任せることが安全策と言えます。

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小平市東村山市|清瀬市|東久留米市西東京市

清瀬市では自己対処か専門業者依頼が基本

清瀬市の行政対応についてまとめると、「私有地の蜂の巣駆除は行っていない」「防護服等の貸出制度もない」というのが現状です。市役所としては直接の駆除サービスは提供しませんが、信頼できる専門業者を紹介するなど間接的な支援をしてくれます。蜂の巣を見つけたら、行政任せにせず、自分達で安全に取り除くかプロの業者に依頼するかの判断が必要です。

まずは焦らずに状況を確認し、「危険だ」「難しい」と感じたら早めに専門家の助けを求めましょう。清瀬市が紹介する東京都ペストコントロール協会は心強い相談先です。市のサポートは限定的ですが、適切な機関や業者を活用して蜂の巣問題を解決していきましょう。清瀬市で蜂の巣を発見した際には、市役所には駆除サービスがないことを念頭に置き、慌てずに冷静な対応を心掛けてください。

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吉田 剛
吉田 剛

蜂の巣駆除専門ライター|吉田 剛(よしだ つよし)
20年以上にわたり、スズメバチ・アシナガバチなどの危険生物に関する現場経験と専門知識を活かし、蜂の生態や駆除・予防に関する記事を多数執筆。
「読んだ人がすぐ行動できる、安心して任せられる」記事をモットーに、武蔵村山市をはじめとした地域密着型の駆除情報を分かりやすく解説しています。
全国のハチ被害現場で培った実務経験を元に、業者目線と生活者目線を両立したコンテンツを発信。市役所の補助制度、夜間駆除の注意点、再発防止策など、幅広いテーマを扱い、蜂のトラブルから家庭を守るための正確な情報提供を続けています。