スズメバチの巣はどんな形?初期の巣・完成形・作る場所と見分け方

スズメバチの巣はどんな形?初期の巣・完成形・作る場所と見分け方

スズメバチの巣は、作り始めと成長後で形が大きく変わります。初期には逆さのとっくりやフラスコのように見えることがあり、成長すると外側がマーブル模様の外皮に覆われたボール状になり、出入口は1か所になるのが代表的です。巣の形を確認するために近づかず、安全な距離から分かる範囲で判断してください。

スズメバチの巣はどんな形?

横浜市港南区「ハチについて」では、スズメバチの巣の代表的な特徴として、ボール型、出入口の穴が1か所、マーブル模様の外皮を挙げています。また、作り始めの巣は、とっくりを逆さにしたような形になることがあります。

  • 初期:丸みのある小さな巣、とっくり・フラスコを逆さにしたような形
  • 成長後:マーブル模様の外皮に覆われたボール状・楕円状
  • 出入口:外皮に1か所の穴が見えるのが代表的

巣の形は種類や成長段階、営巣場所によって見え方が異なります。典型的な形に見えない場合でも、蜂が出入りしている巣らしきものへ確認のために近づかないでください。

初期の巣と大きくなった巣の違い

横浜市鶴見区の2026年5月号広報では、ハチは4〜6月ごろから巣を作り始め、7〜9月にかけて巣が大きくなり、蜂の数も増えると案内しています。スズメバチの初期巣はこぶし大の例があり、中〜後期には20〜30cm以上になる例も紹介されています。

ただし、巣の大きさだけで危険性を判断することはできません。「小さいから安全」と考えて近づくのではなく、蜂の種類や巣の場所に不安がある場合は専門家へ相談してください。

スズメバチが巣を作ることがある場所

東京都保健医療局は、東京で見られる主なスズメバチとしてコガタスズメバチやキイロスズメバチを挙げ、樹木や軒下などに大きなボール状の巣を作ると案内しています。自治体の案内では、軒下・戸袋・床下・樹木・植え込みなども注意する場所として紹介されています。

  • 軒下・屋根まわり
  • 戸袋・シャッターまわり
  • 床下や建物のすき間
  • 庭木・樹木・植え込み

蜂が同じ場所へ繰り返し出入りしている場合も、巣の位置を確認するために植え込みへ入ったり、床下や屋根裏をのぞき込んだりしないでください。

アシナガバチの巣との違い

スズメバチの巣は外皮に覆われたボール状が代表的ですが、アシナガバチの巣は六角形の巣穴が外から見える、シャワーヘッドやお椀を伏せたような形が代表的です。

比較スズメバチの巣アシナガバチの巣
外観外皮に覆われる巣穴が見える
代表的な形ボール状・楕円状シャワーヘッド状
出入口外皮に1か所が代表的巣房が外から見える

詳しい比較は、アシナガバチとは?スズメバチとの違い・巣の形・危険性をご覧ください。

スズメバチの巣を見つけたら近づかない

東京都保健医療局は、スズメバチは巣を守る本能が強く、巣へいたずらしたり、むやみに近づいたりするのは危険と案内しています。種類や巣の大きさを確認するために距離を詰める必要はありません。

  • 巣を棒などで刺激しない
  • 撮影のために近づかない
  • 高所の巣を確認するために脚立へ上らない
  • 生活動線に近い場合は家族・関係者が近づかないようにする
  • 必要に応じて自治体や専門業者へ相談する

冬の古い巣はどう考える?

スズメバチやアシナガバチの巣は1年限りで使われ、冬に空になった巣は翌年そのまま再利用されないと案内する自治体があります。ただし、蜂の種類が分からない場合や、蜂の出入りが見える場合は「古い巣」と決めつけず、近づかないでください。

古い巣・冬の空巣の扱いは、蜂の巣を放置するとどうなる?古い巣・冬の空巣と危険なケースで詳しく解説しています。

まとめ|巣の形は見分けるヒント、確認のために近づかない

スズメバチの巣は、初期には逆さのとっくりのような形、成長後はマーブル模様の外皮に覆われたボール状になるのが代表的です。軒下・樹木・植え込み・建物のすき間などで見つかることがありますが、形を確認するために近づかないことが大切です。ほかの蜂の巣との比較は、蜂の巣の種類と見分け方をご覧ください。

スズメバチの巣について無料相談|ハチ蜂バスターズ

巣の種類や場所が分からない場合も、安全な場所から分かる範囲の状況をLINE・フォームからご相談ください。

吉田 剛
吉田 剛

ハチ蜂バスターズの記事執筆者|吉田 剛(よしだ つよし)
スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチなど、蜂の生態や巣の特徴、駆除・予防、安全な対応に関する記事を執筆しています。
自治体公式サイトや公的機関の案内、必要に応じて研究資料などを確認しながら、市役所の対応、補助制度、防護服貸出し、業者へ相談する目安などを分かりやすく整理しています。
蜂の種類や巣の場所が分からない場合でも、確認のために危険な場所へ近づかず、安全を優先できる情報提供を心がけています。